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住宅ローンは変動と固定どっち?2026年の金利上昇局面で損しない選び方

「金利が上がり始めたらしいけど、変動のままで大丈夫なのか」——2026年に入って日銀の利上げが続き、こう不安に思う人が一気に増えています。結論から言うと、変動か固定かは「金利の読み」で決めるものではなく、自分の家計がどこまで上昇に耐えられるかで決めるものです。この記事では、2026年10月時点の金利水準を踏まえ、どんな人が変動で、どんな人が固定を選ぶべきかを、後悔しない判断軸で整理します。

2026年の金利はどうなっている?

各種調査によると、2026年の変動金利はネット銀行でおおむね年0.9〜1.3%程度、全期間固定(フラット35など)は年3%前後と、金利差は依然として大きい状況です(各金融機関の公表値ベース・見込み)。注目すべきは、長らく下がり続けていた変動金利が日銀の政策変更を受けて「上昇に転じた」という点です。固定金利はすでに11カ月連続で上がったとの報道もあり、先に動くのは固定、遅れて動くのが変動、という順番で金利が切り上がっています。

つまり2026年は「変動が一番安いのは変わらないが、その安さが今後も続く保証はない」という、判断が最も難しい局面に入ったと言えます。

変動金利が向いている人

変動金利は、当初の返済額を最も低く抑えられるのが最大の魅力です。次の条件に当てはまる人は、変動を選ぶ合理性があります。

ただし大前提があります。「金利が今より1〜2%上がっても家計が破綻しないか」を必ず事前に試算しておくこと。この試算をせずに「安いから変動」で選ぶのが、最も危険なパターンです。

固定金利が向いている人

固定金利は、返済額が最後まで変わらない「安心」を買う商品です。金利そのものは高くても、次のような人には固定が合います。

固定金利の上乗せ分は、いわば「金利上昇という不確実性に対する保険料」です。その保険料を払う価値があると感じるなら、固定は十分に合理的な選択です。

変動を選ぶなら「5年ルール・125%ルール」を理解する

変動金利には、多くの金融機関で「5年ルール」(金利が上がっても5年間は毎月返済額が変わらない)と「125%ルール」(見直し後も返済額の上昇は前回の125%までに抑えられる)という仕組みがあります。一見やさしい制度ですが、落とし穴があります。返済額が据え置かれている間も利息は実際の金利で計算されるため、増えた利息分が「未払利息」として後ろにたまっていくのです。急な破綻は防げても、総返済額が膨らむ点は見落とされがちです。これらのルールが無い商品もあるため、契約前に必ず確認しましょう。

迷ったときの第三の選択肢

「どちらも決め切れない」人には、借入を変動と固定に分ける「ミックス型」という選択肢もあります。金利が大きく上がれば変動部分から繰上返済を進め、上がらなければ固定部分から返済を進める、といった柔軟な対応ができるのが利点です。リスクを半分ずつ取る折衷案として検討する価値があります。

よくある質問

2026年にこれから借りるなら変動と固定どっちがいい?

一概には言えませんが、判断の基準は「金利予想」ではなく「家計の耐性」です。手元資金に余裕があり上昇時に繰上返済できる人は変動、返済額を固定したい人や借入が大きい人は固定、が基本の考え方です。金利が1〜2%上がっても返済を続けられるかを試算してから決めるのが鉄則です。

今変動で借りている人は固定に借り換えるべき?

全員が急ぐ必要はありません。ただし、残債が大きく返済期間も長い人ほど、金利上昇の影響は大きくなります。借り換えには事務手数料や登記費用など数十万円規模のコストがかかる見込みなので、「金利差」と「残り期間」と「諸費用」を並べて、総額で得かどうかを必ずシミュレーションしてから動きましょう。

変動金利が上がったらすぐ返済額も上がる?

多くの金融機関では「5年ルール」により、金利が上がっても5年間は毎月の返済額自体は据え置かれます。ただし内訳の利息は増えているため、元本の減りが遅くなり、総返済額は増える点に注意が必要です。据え置き=負担が増えない、ではありません。

まとめ

2026年は変動金利が上昇に転じ、変動・固定どちらを選ぶかが最も難しい局面です。大事なのは金利を当てにいくことではなく、「金利が1〜2%上がっても自分の家計が耐えられるか」を数字で確かめること。その耐性があるなら変動、安心を買いたいなら固定、決め切れなければミックス——と、自分の生活実感に合わせて選ぶのが後悔しないコツです。借入額が大きい人ほど、わずかな金利差が総額で数百万円の違いになり得ます。まずは今の金利と家計を一度棚卸ししてみてください。


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